THE BOOK
ちゃわんや / 樂吉左衞門 (2018)
「詩的な力を帯びない成功した作品は存在しない。詩性とは、素材そのもの、その言語のうちにのみ宿るものなのだ。」
——これは、京都で400年以上前にこの技法を発明した祖を持つ、楽焼の陶芸家一族の第15代当主による著作の序文としてふさわしい言葉だろう。非常に簡素な自伝で、碗と言葉の組み合わせが、一行一行に心に響きます。
それは、驚くほど簡素で節度に満ちた自伝である。非常に簡素な自伝で、碗と言葉の組み合わせが、一行一行に心に響きます。
Andoche Praudel とその妻・九鬼恵依子による翻訳は、驚くほど力強く、ひとつの芸術に生涯を捧げた人生に通底する謙虚さを、余すところなく伝えます。
思索と瞑想へと静かに誘う一冊。