THE PLACE
桂離宮, 日本・京都 (1666)
調和を求める探究は、芸術の分野においても、また時代を超えても、世界中の「探求者」たちを長く魅了してきました。私たちの生活空間そのものを形づくる芸術である建築は、まさにこの探究が最も豊かに表現されてきた分野のひとつです。
1616年から1660年の間に建てられた桂離宮とその庭園は、このような構想の最も美しい例のひとつであり、内部空間が周囲の景観とつながり、広がりを見せています。ここには金や大理石は一切使われていませんが、そのシンプルさと細部への徹底したこだわりが、この場所全体を輝かせています。
この場所に関する書籍や写真は数えきれないほどあります。しかし、もし京都を訪れる機会があれば、ぜひ庭園を散策する時間を取り、滅多にこれほどの明確なかたちを伴って現れることのない完璧さと完成度というものを、実際に体験してみてください。