Gabriel Vachette - SERICA代表取締役
2025 5月
このポートレートシリーズを通して、私たちは皆様を「人生のある一瞬」へとお連れします。ひとつの場所、ひとつの空気感。48時間という限られた時間の中で交差する、個人的で唯一無二の視点。
フライトの遅延。それは眠りについた空港で繰り広げられる人々の静かな駆け引きを眺める、またと無い機会となった。
数時間後、サンフランシスコは黄金色の光の中で姿を現す。現実とはとても思えないほどの輝き。色彩、坂道、漂う匂いー全てがどこか懐かしく、同時に不思議なほど新鮮だ。
手首にはSERICA 8315 GMT。故郷ではすでに夜が更けている事を静かに告げている。一方、ここでは夜が始まったばかり。
翌朝、街はゆっくりと目を覚ます。片手にはブラックコーヒー、もう片手にはカメラ。この街では、ひとつひとつの通りが物語を語りかけてくる。テレグラフ・ヒルへの登り、ミッションへの下り、まだ静かな桟橋への寄り道。そして常に、手首には変わらぬ指標がある。
センサーに頼らず、時間のリズムに寄り添う時計。振動することはなく、ただ静かに、美しく共に走る。
SERICA 8315 GMTは単に時間を計るためのものではない。
それはかけがえのないひと時を心に刻む存在だ。
パリの時刻を示しながら、同時にこう語りかけてくるーー「あなたは今、ここにいる」と。
時は流れていく。だが、良きパートナーと共にあれば、その流れは全く違った表情を見せる。